2016年6月17日金曜日

水素水とアルカリイオン水は別物です

最近(5/14)、産経新聞(Yahooニュースにも掲載)で水素水=アルカリイオン水であると取り上げられた記事がありましたが、水素を勉強している人であればすぐに誤認記事だと分かります。

アルカリイオン水も還元水も、どちらも「水の性質」であり、それら水の性質による体内の変化や効果効能は医学的には証明されていません。

それでも、「アルカリイオン水を飲んで体調が良くなった」とか「還元水で病気が治った」ということが多くありますが、それらは、アルカリイオン水や還元水に微量でも含まれている水素分子の作用であることが、日本医科大学の太田教授がネイチャーメディシン誌に発表した論文によって証明されました。

下記HP参照「水素水情報館」
http://www.bea-sta.com/effect.html

下の画像は、ネイチャーメディシン日本語版サイトのスクリーンショットです。クリックすると掲載された論文の目次に移動します。)
http://www.natureasia.com/ja-jp/nm/toc/13/6/#af



水素水ブームの到来で、元々アルカリイオン整水器を販売していた大手メーカー会社が「今は水素が入ってると言わないと売れない」という理由で水素水生成器として名前を変えて悪徳な手法で販売しているのでそういった認識をもたれる方もいるかもしれませんが、上記にも記載している通り、もともとアルカリイオン水はアルカリ性(pH9~10)の水を飲用することによる効果を追求したもので、最初から高濃度な水素水を生成する目的で開発された水素水生成器(水素水サーバー)とは生成方法から水素濃度まで全くの別物です。


今現在、溶存水素濃度を測ることができる試薬は「溶存水素判定試薬(メチレンブルー)」のみしかありませんが、アルカリイオン水を販売している会社は水素の実験においてヨウ素を含むうがい薬(イソジン)を使用します。
実際、水素水にイソジンを垂らしてみても全く色は消えませんが、アルカリイオン水に垂らすと透明になります。



これはアルカリイオン水がヨウ素に反応しているだけであって水素に反応している訳ではないのに、さも水素に反応したかのようにみせる手口です。



ただし、最近はメーカー側も考えて溶存水素判定試薬を使用するようになりましたが、その際にはコップになみなみ注いだアルカリイオン水に対して溶存水素判定試薬を垂らすという手法なのでアルカリイオン水にも微量なりとも水素は含まれている上に水量も多いので透明になります。




溶存水素判定試薬を購入すると正確な濃度を測るために専用の計量容器が付属として付いてきますので、最近はきちんと水素濃度が入っている生成器の場合はこの溶存水素判定試薬も一緒に付けて販売している企業も増えています。

メーカーや種類によって、溶存水素量の表示単位に「ppb」と「ppm」が混在して見られますが、「ppb」は「ppm」の1000分の1、つまり、「1.0ppm=1000ppb」となるので、この表記に騙される方が結構いますのでご注意下さい。



お客様の中でも実際の水素濃度を測って欲しいと言って、私たちのお店にご自宅から持ってきた水素水や購入した水素水を持ち込まれる方がいますが、かなりの割合のお客様はその濃度の低さにガッカリして帰られます。そして、どういった水素水生成器なのか内容を聞くと大概が還元水つまりアルカリイオン水である方が多いです。



アルカリイオン水を取り続けることによって身体にどんな害が発生するかについてはまた長くなりそうなので、これについてはまた次の機会に掲載したいと思います。